【障がい者雇用インタビュー】株式会社サンヨークリーニング様

2026 年6月 26日

「障害者雇用は難しいと思っていた」
クリーニング工場が踏み出した最初の一歩

企業プロフィール

企業名:株式会社サンヨークリーニング

業種:クリーニング業

従業員数:142名(2026年4月時点)



【ご協力】 
営業部長 榛葉様
クリーニング事業部工場長 江間様

【聞き手】
株式会社クラ・ゼミ
障がい者雇用サポート事業部 河合
(支援担当:菅沼))

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「障害者雇用は、正直ハードルが高いと思っていました」

株式会社サンヨークリーニング様は、静岡県西部を中心に、直営店・取次店合わせて250店舗以上を展開されている企業です。

もともと障害者手帳を持つ従業員の方は1名在籍されていますが、計画的に取り組んだわけではありませんでした。

そんな中、2025年9月にクラ・ゼミ障がい者雇用サポート事業部が支援に入り、2026年2月に1名を採用。さらに2026年7月には、もう1名の採用も決定しています。

しかし、最初から順調だったわけではありません。


 「工場の仕事は難しい。続けられるのだろうか」

―最初、障害者雇用に対してどのような不安がありましたか。

江間様:やっぱり、クリーニング工場の仕事って“多能工”なんですよね。
一つだけやればいいわけではなくて、いろんな作業があります。
なので、「難しいと思われてしまうんじゃないか」とか、「続けられるだろうか」という不安はありました。

榛葉様:あとは、周りの従業員とうまくコミュニケーションが取れるか。
それから、うちはサービス業だから土日休みが保証されるわけではないので、そういう勤務体系の中で継続できるだろうか、という不安もありました。

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最初に体験してもらったのは「最も難しい仕事」

今回採用された方には、入社前に3日間の実習を行いました。
そこで、あえて最初に体験してもらったのが、工場内でも最も難易度が高い「アイロンがけ」でした。

―最初から難しい工程を体験していただいたのですね。

江間様:はい。
理由は、「入社後の最終ゴールを知ってもらうため」です。
もちろん、最初からすぐできるわけではありません。
でも、「将来的にはこういう仕事を目指していくんだ」ということを、最初に理解していただきたかったんです。

実習中は、工場スタッフ2名が担当につき、困ったらすぐ聞ける体制を作りました。

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入社後1ヶ月は「できることを増やす期間」

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江間様:最初の1か月は研修期間として、

  • 衣類をハンガーにかける
  • 工場内で衣類を移動する
  • 仕上がった衣類をたたむ
  • 梱包する
  • 注文伝票と衣類を照合する

など、周辺業務を一つひとつ覚えていきました。
最初のころは、とにかく“声をかけながら”でした。
一つひとつ確認しながら、一緒にやっていく感じですね。
でも、ご本人もすごく努力されていて。
少しずつできることが増えていったんです。

最初は手助けが必要だったことも、今では一人でできることがかなり増えてきました。


「周りの理解」が変わっていった

変化したのは、ご本人だけではありませんでした。

榛葉様:最初は周囲の従業員も、「どう接したらいいんだろう」という感じはあったと思います。 でも、一緒に働いていく中で、理解が進んでいったように思います。
「ここはこう伝えた方が分かりやすい」とか、「こう声をかけると安心するんだな」とか。
現場側も学んでいった感じがあります。

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「笑顔が増え、目の輝きが変わった」

―入社から3か月が経過。
榛葉様:更新面談をしました。

―最初のころと比べて変化はありましたか?

榛葉様:そうですね。
笑顔が増えましたし、目の輝きが変わったように感じました。やっぱり、仕事に慣れてきたことや、
周囲との関係ができてきたことが大きいんじゃないかなと思います。


「最初の経験」が、次の採用につながった

「最初の経験」が、次の採用につながった
現在、サンヨークリーニング様では、さらに新たに1名の採用が決定しています。
“最初の1名”の経験が、次の採用につながりました。

「障害者雇用を見る視点が変わった」
最後に、お二人に率直なお気持ちを伺いました。

榛葉様:昨年、クラ・ゼミの菅沼さんが提案に来てくれていなかったら、たぶんまだ進んでいなかったと思います。

江間様:障害者雇用って、やっぱりハードルが高いと思い込んでいました。
でも今は、一言で言うと、「障害者雇用を見る視点が変わった」と思っています。
もちろん、簡単なことばかりではないです。
でも、相談できる人がいて、フォローしてくれる人がいる。そういう体制があると、進めていけるんだなと思っています。「障害者雇用を見る視点が変わった」と思っています。

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もちろん、簡単なことばかりではないです。
でも、相談できる人がいて、フォローしてくれる人がいる。そういう体制があると、進めていけるんだなと思っています。


編集後記

障害者雇用というと、ハードルが高いというイメージを持たれる企業様も少なくありません。
しかし、今回のサンヨークリーニング様の取り組みは、

  • 最初から完璧を求めない
  • 一つずつできることを増やす
  • 周囲も一緒に学んでいく
  • 困った時に相談できる体制を作る

という、非常に現実的で再現性の高い取り組みでした。

「障害者雇用は難しい」

そう思っている企業様にこそ、ぜひ読んでいただきたい事例です。


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