2026 年1月 26 日
― 日管株式会社様に聞く、定着までのリアルなプロセス ―
社名:日管株式会社
本社所在地:〒430-8540 静岡県浜松市中央区池町 220-4
創立:1955 年(昭和 30 年)3 月 3 日
従業員:500 名(2025/5/1 現在) http://www.fukurou.co.jp/
インタビューご協力者:
特命課長 松原 功征様
総務課 課長 田中宏明様
総務課 高野 千紗様
総務課 杉浦 千瑛様

人事部門の不安を解消した4つのポイント
- 1.「分からない」を前提に進められる伴走支援
制度・採用・受け入れ後対応まで、専門家が最初から最後まで関与 - 2.実例を見て判断できる現実的な導入設計
見学や事例を通じて、障害者雇用を“抽象論”ではなく“自社で再現可能な形”として認識 - 3.認識のズレを調整する第三者の存在
本人・支援機関・企業の間に立ち、直接聞きにくいことや誤解を調整してトラブル予防 - 4.短期ではなく、定着を前提とした雇用モデル
形式的な雇用ではなく、業務切り出しから成長・定着までを見据えた長期雇用設計

障がい者雇用を前にした、人事部門の「不安」
精神障がい者雇用を検討する中で、多くの企業が共通して抱く不安があります。
日管株式会社様も例外ではありませんでした。
・コミュニケーションは円滑に取れるのか
・職場に馴染めるのか
・何かあったとき、どう対応すればいいのか
自社だけで判断して進めることへの難しさを感じていたといいます。
「正直、不安の方が大きかった」
—— 今回が精神障がいのある方の雇用としては初めてだったそうですね。
障がい者雇用自体は意識していましたが、精神障がいとなるとのある方となると、正直なところ「本当に大丈夫なのだろうか」という不安が先に立ちました。
自社だけで判断して進めるのは難しいと感じていました。

「見て、判断できた」ことが一番の転機に

—— 実際に一歩を踏み出せたきっかけは何だったのでしょうか。
事前に見学ができたことが大きかったですね。
実際に働いている方の様子を拝見して、
「これなら自分たちの会社でもできるかもしれない」と思えました。
その判断ができたことが、採用に踏み切れた一番の理由です。
採用後、半年で見えた大きな変化
—— 実際に入社されてからのご様子はいかがですか。
現在は総務業務として、書類整理や紙資料のスキャン、デ ータの Excel 化などを担当してもらっています。 遅刻や欠勤は一切なく、とても安定して働いてくれていま す。
最初は私たちも含め緊張していましたが、半年ほど経った 今はみんな打ち解けていますね。 仕事の話だけでなく、職場の雑談にも自然に反応したり、 みんなで笑ったりしています。
職場の一員として溶け込んでいる様子が見られます。

現場担当者が語る「距離感」と「教え方」の工夫
—— 現場での受け入れで、特に気をつけた点はありますか。
正直、最初は「どこまで教えればいいのか」「どのくらいの距離感が適切 なのか」が分かりませんでした。 本人から「口頭だけでなく、メモで教えてほしい」と要望をいただけた ので、一つひとつ手順を書き出し、視覚的に伝えるようにしました。 分からないことがあれば、そのまま進めず、必ず確認してくれるんです。 その点は、新卒社員よりもしっかりしていると感じることもありますね。

「間に入ってもらえた」から、続けられた
—— 採用後、困ったことはありましたか。
一度だけ、本人の受け取り方とこちらの意図にズレが生じたこ とがありました。
こちらはそんなつもりではなかったのですが、誤解を与えてし まいましたね。
その時は支援機関やクラ・ゼミの担当者に間に入ってもらい、 丁寧に調整していただき、
誤解を解消することができました。
正直、自分たちだけで採用していたら、こうした場面でどう対 応していいか分からなかったと思います。
第三者が間に入ってくれる安心感は、本当に大きいですね。

「特別扱いしない」職場文化が、自然な定着につながった
当社は、正社員・パートといった区別を意識しない文化があ ります。 障がいがあるからといって特別扱いすることもありません。 その空気感が、本人にとっても働きやすかったのではないか と思います。 役員や周囲の社員も、自然に声をかけていますし、不自然な 気を遣うこともありません。

次のステップへ──業務拡張の可能性
—— 今後については、どのようにお考えですか。
今後、人事・総務関連の業務がさらにデータ化されれば、そ の入力業務なども任せられるのではないかと考えています。 私たちも含め少しずつ成長していきたいですね。 今は不安よりも期待のほうが大きいです。

「この仕組みがなければ、採用できていなかった」
—— 最後に、これから障がい者雇用を検討する企業へメッセージをお願いします。
はっきり言って、この仕組みがなければ、当社は障がい者雇 用に踏み出せていなかったと思います。
どうやって進めればいいのか、全く分からなかったですから。 「形だけ雇う」「短期間で終わる」ようなやり方は、当社の考 え方には合いません。
今回のように、きちんと支援があり、長く働いてもらえる形 だからこそ意味がある。 本当に感謝していますし、同じように悩んでいる企業には、 ぜひ知ってほしい取り組みですね。

編集後記(クラ・ゼミより)
日管株式会社様の事例は、
「不安があるからこそ、伴走支援が必要である」ことを象徴するケースです。
障がい者雇用は、特別な取り組みではありません。
正しい情報と支援があれば、障がい者雇用は企業・働く本人の双方にとって、
持続可能で価値ある雇用に繋がります。

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